50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
8/16(火)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 28,868.91円 | -0.01 |
ダウ平均 | 34,152.01ドル | +0.71 |
S&P500 | 4,305.20ドル | +0.19 |
ナスダック | 13,102.55ドル | -0.19 |
ラッセル2000 | 2,020.52ドル | -0.04 |
米10年国債 | 2.810 | +0.78 |
恐怖指数(VIX) | 19.69 | -0.26 |
16日の米国株式市場は横ばい。利回り小幅上昇、米小売り大手の好決算受け
16日の米国株式市場は、横ばいで経過した。ダウ平均とS&P500指数はプラス圏内。ナスダック指数はマイナス圏内となった。
ウォルマート(WMT)が取引開始前に決算を発表し、買いが強まったことがダウ平均をサポートした。ホーム・デポ(HD)も上昇。これらを受け小売セクターの一角が買われた。
ウォルマートは米既存店売上高が予想を上回る伸びを示したほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益はこれまで通りに減益の見通しを示したものの、3週間前に示した見通しからは上方修正した。市場からは、「インフレは続いているものの、消費者は持ちこたえているようだ」との指摘も出ている。
物価高騰と金利上昇によって米経済が不況に陥るのではないかという懸念から、今年は荒れたスタートを切ったものの、インフレがピークに達したという兆候から、ここ数週間で下げを取り戻す動きが活発化し、ダウ平均は200日線の水準を回復。米大手銀の8月のファンドマネジャー調査によると、投資家心理は依然として弱気だが、もはや終末的なほどではないとの報告も出ていた。
決算については既に発表を終えたS&P500企業のうち77.6%が予想を上回る最終利益を計上し、明るい兆しとなっている。
市場からも徐々に楽観的な見方が出始めており、米国債利回り上昇が6月のピークから後退する中で、下期には金利に敏感なIT・ハイテクなどの成長株主導で、株式市場は上昇が期待されるとの見方も出ている。バリュー株に回帰するのは米景気が底を打ってからになる公算が大きく、それは10-12月期に見込まれるという。また、企業利益についても、市場の警戒ほどは悪化しないと見ているようだ。
IT・ハイテク株の上げは一服。米国債利回りが上昇していることがIT・ハイテク株など成長株を圧迫した。ナスダックは小幅に反落となった。
米住宅着工件数、7月は昨年2月以来の低水準-許可件数も減少
- 7月の住宅着工件数は9.6%減の年率144万6000戸
- 一戸建て住宅の着工件数、約2年ぶりの低水準
7月の米住宅着工件数は市場の予想以上に減少し、昨年2月以来の低水準となった。住宅建設業者は需要の低迷と在庫増加に見舞われている。
米住宅着工件数は9.6%減の年率換算144万6000戸ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は152万7000戸前月は159万9000戸(速報値155万9000戸)に上方修正着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は1.3%減の167万4000戸
一戸建て住宅の着工件数は約2年ぶりの低水準となった。新型コロナウイルス禍に関連した住宅活況を背景に、建設業者は需要を満たすのに十分な住宅を建築してきた。だが現在は高い住宅ローン金利やインフレ、経済状況の悪化で販売が落ち込んでおり、建設業者が大量の売れ残り物件を抱える事態となっている。
一戸建て住宅の着工件数は10.1%減の年率換算91万6000戸と、2020年6月以来の低い水準。着工許可件数は4.3%減って、2年ぶり低水準となった。変動の大きい集合住宅の着工件数は53万戸に減少した。
米製造業生産指数、7月は3カ月ぶりに上昇-自動車生産が急回復
- 製造業生産指数は前月比0.7%上昇、自動車の生産指数が6.6%上昇
- 鉱業と公益事業含む総合指数も0.6%上昇、市場予想を上回る
7月の米製造業生産指数は3カ月ぶりに上昇した。自動車の生産指数が急回復したが、他のカテゴリーは強弱まちまちだった。
7月の米鉱工業生産統計で、製造業の生産指数は前月比0.7%上昇エコノミスト予想の中央値は0.3%上昇6月は0.4%低下に上方修正(速報値は0.5%低下)鉱工業生産の総合指数(鉱業と公益事業含む)は7月に0.6%上昇市場予想は0.3%上昇6月は前月比横ばいに上方修正(速報値は0.2%低下)
自動車の生産指数は7月に前月比6.6%上昇し、過去4カ月で最大の上昇率になった。半導体不足が和らぎ、自動車メーカーに増産余地が生まれた。
自動車を除いた製造業生産指数は0.3%上昇した。前月までは2カ月連続で低下していた。組立金属や木材製品、航空宇宙機器が伸びた一方、電子機器や家電、一次金属、家具は低下した。
製造業の設備稼働率は79.8%と、前月の79.3%から上昇した。
公益事業の生産指数は前月比0.8%低下。鉱業は0.7%上昇し、3カ月連続で前の月から上昇した。石油・ガス掘削は3.3%上昇した。
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