50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
8/12(金)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 28,546.98円 | +2.62 |
ダウ平均 | 33,761.05ドル | +1.27 |
S&P500 | 4,280.15ドル | +1.73 |
ナスダック | 13,047.19ドル | +2.09 |
ラッセル2000 | 2,016.61ドル | +2.09 |
米10年国債 | 2.840 | -1.45 |
恐怖指数(VIX) | 19.53 | -0.67 |
12日の米国株式市場は3指数共に反発。市場は楽観的な見方が広まりつつある。
12日の米国株式市場は、3指数共に反発。
米消費者物価指数(CPI)を始め、今週発表の物価指標がインフレのピークを期待させる内容となったことで、株式市場は買い戻しを加速させた。その流れが本日も続いた。
FRBのタカ派姿勢に変化はないものの、FRBが積極利上げ姿勢を後退させる時期が予想以上に早くなるのではとの見方が株式市場をサポートしている。リセッション(景気後退)も気掛かりではあるが、マイルドな後退になるとの見方も根強い。
これまでは、最近の上昇は典型的な弱気相場の中の一時的上昇との見方が有力だったが、一部からは、今回はそれ以上の動きだとの見方も出つつあるようだ。
「市場が年内に最高値を更新と主張しているわけではないが、インフレが緩和されFRBが利上げのペースを緩めれば、高値を目指しても不思議はない」との声も出ている。市場には次第に楽観的な見方が広まりつつあるようだ。
IT・ハイテク株が堅調。米国債利回りが低下しており、金利に敏感な成長株に買いが入っている。
S&P500種株価指数は前日比1.7%高の4280.15。週間ベースでは昨年11月以来の最長となる4週続伸。こうした株価持ち直しは弱気相場における一時的な上昇や、ショートカバー、あるいはヘッジの巻き戻しだとする懐疑的な見方も多い。
相場上昇の持続可能性を見極める上では、今後数週間が重要になりそうだ。ミラー・タバクのマット・メイリー氏は非常に短期的なベースで株式は確かに買われ過ぎだとして、下落や横ばいの動きとなっても「最悪の展開というわけではない」と述べた。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズでSPDRアメリカス・リサーチ責任者を務めるマット・バルトリーニ氏は、「音楽はまだ続いている」と表現。「労働市場は引き続き堅調で、企業業績の伸びも明るい状況が続いている。従ってリセッション(景気後退)となっても、比較的浅い落ち込みになるだろう」と話した。
3カ月ぶりの高水準に上昇-見通し改善で
2022年8月12日 23:05 JST 更新日時 2022年8月13日 0:35 JST
- 1年先のインフレ期待は低下、5-10年先のインフレ期待は若干上昇
- 期待指数は前月の47.3から54.9へ上昇、3カ月ぶりの高水準
米消費者のセンチメントは8月初旬に3カ月ぶりの高水準に上昇した。経済と家計の見通し改善が背景。インフレ期待はまちまちで、5-10年先のインフレ期待は3%(前月2.9%)に若干上昇した一方、1年先のインフレ期待は2月以来の低水準となる5%(同5.2%)に下がった。
ミシガン大消費者マインド指数(速報値)は55.1に上昇前月の確定値は51.5予想中央値は52.5
10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.5%上昇と、約40年ぶりの高い伸びだった6月の同9.1%上昇から減速。エネルギー価格の低下を反映した形だが、食品や住居費などは上昇を続けており、米金融当局はインフレ抑制を目指して利上げを継続するとみられる。
8月初旬の消費者センチメントの上昇は、見通しの改善によるもの。期待指数は前月の47.3から54.9へ上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。一方、現況指数は58.1から55.5に低下した。
ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は発表文で、「労働市場が堅調でインフレにも若干改善の兆しが見られるものの、消費者心理は歴史的水準からすると非常に低水準にとどまっている」と指摘した。
消費者の1年後の景気見通しを示す指数は4カ月ぶりの高水準に改善。家計状況の見通しに関する指数は3カ月ぶりの高さとなった。
株と債券に投資資金が回帰、インフレ懸念後退で現金減らす-BofA
- ハートネット氏らストラテジスト、EPFRのデータを引用
- BofAのブル・ベア指標は9週連続で「最大の弱気」
バンク・オブ・アメリカ(BofA)によると、インフレ率がピークに達した兆候を受けて米金融当局が利上げペースを減速させ、経済が景気後退を回避するとの期待から、株式と債券への資金回帰が急がれている。
マイケル・ハートネット氏らBofAのストラテジストがEPFRグローバルのデータを引用してまとめたリポートによれば、10日までの1週間には世界の株式ファンドに71億ドル(約9500億円)が流入。米国株への流入は110億ドルと8週間ぶりの高水準だった。
金利に敏感な成長株ファンドは昨年12月以来の多額流入となった。金融株も前週に続き資金が流入。その前は18週連続で流出していた。世界の債券ファンドにも117億ドルが流入。一方、現金同等とされるマネーマーケットファンド(MMF)は43億ドルの流出だった。
米国のインフレ指標が若干の落ち着きを示し、S&P500種株価指数は週間ベースで上昇に向かっている。そうなれば4週連続高となり、昨年11月以来の長期トレンドとなる。
一方、BofAのブル・ベア指標は「最大の弱気」が9週続いている。ただ、これは逆張りの買いシグナルと見なされることが多い。
米消費者物価インフレが金融当局の目標付近に戻るにはまだ時間がかかる可能性があり、当局者らはインフレとの闘いが短期戦ではないことを強調していると、ストラテジストらは指摘。株式相場への圧力が続く可能性を示唆した。
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