50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
7/8(金)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 26,517.19円 | +0.10 |
ダウ平均 | 31,338.15ドル | -0.15 |
S&P500 | 3,899.38ドル | -0.08 |
ナスダック | 11,635.31ドル | +0.12 |
ラッセル2000 | 1,769.36ドル | -0.01 |
米10年国債 | 3.084 | +2.73 |
恐怖指数(VIX) | 24.64 | -1.44 |
8日の米国株式市場は方向感なし。雇用統計は堅調で景気後退の懸念は一歩後退。
8日の米国株式市場は、米雇用統計を受けて売りが先行したものの、直ぐに戻して前日終値とほぼ変わらない展開となった。
ナスダック指数はプラス圏内
ダウ平均・S&P500指数はマイナス圏内
これまでのような狼狽売りもなく、来週から始まる4-6月期決算の発表を前に様子見姿勢が強かった内容。
米雇用統計は、予想を上回るなど、依然として力強さは堅持している。市場は今月のFOMCで0.75%ポイントの利上げを予想しているが、それを十分に正当化する内容ではある。短期金融市場では0.75%ポイントの利上げ確率を95%で織り込んでいる。
FRBの積極利上げはすでに十分認識が広がっており、むしろ、関心はリセッション(景気後退)の可能性に移っている。その点ではきょうの米雇用統計は、その懸念を払しょくさせる内容ではあった。
一方、1ドル=136円台前半。雇用統計発表直後には136円57銭まで下げた。
米国債は、2年債と10年債の利回りはこの日も逆転した状態が続き、逆イールドはこれで4日目となった。
米雇用者数、6月は予想上回る伸び-失業率は50年ぶり低水準付近
- 非農業部門雇用者数は前月比37.2万人増、予想26.5万人増
- 労働参加率は62.2%に低下、平均時給は前月比0.3%増
米国では6月に雇用者数が市場予想以上に増加し、失業率は50年ぶり低水準付近を維持した。需要の強さと労働市場の引き締まりを示唆しており、米金融当局が次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合でも大型利上げを実施する方向であることは変わらないとみられる。
非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比37万2000人増加ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は26万5000人増前月は38万4000人増(速報値39万人増)に下方修正家計調査に基づく6月の失業率は3.6%市場予想3.6%前月3.6%
雇用者数が予想以上に力強く伸びたことは、景気減速見通しをある程度押し返す材料だ。同時に、雇用市場の底堅さとリセッション(景気後退)懸念とが際立って対照的となっている状況を浮き彫りにした。
ブラックロックでシステマチックマルチ戦略シニアポートフォリオマネジャーを務めるジェフリー・ローゼンバーグ氏は「労働市場は活況を呈している」とブルームバーグテレビジョンで発言。「米金融当局は取り組みを強化しなければならない」と述べた。
ブルームバーグ・エコノミクスのエレーナ・シュルヤティエバ氏とアンドルー・ハズビー氏は「6月雇用統計はヘッドラインの数字だけでなく、中身を見ても力強かった。労働市場が依然タイトであることが確認されるとともに、米金融当局が引き続き強力にインフレ対応に当たることを後押しする内容だ」と指摘した。
6月はビジネスサービスや娯楽・ホスピタリティー、ヘルスケアを中心に、広範囲で雇用が伸びた。一方、金融はこの1年で最も低い伸びだった。
労働参加率と平均時給
労働参加率は62.2%に低下(5月は62.3%)。市場予想は62.4%への上昇だった。予想外の低下は、大量の求人件数があるにもかかわらず採用が進まない状況や労働者不足といった雇用主側の見方を裏付ける。25歳から54歳までの労働者層の参加率は82.3%と、4カ月ぶり低水準となった。非労働力人口は50万人ほど増え、今年に入ってからの最高水準となった。
黒人とアジア系の労働参加率が低下し、ヒスパニック系と白人は変わらずだった。
平均時給は前月比0.3%増で市場予想に一致。5月は0.4%増(速報値0.3%増)に上方修正された。6月は前年同月比では5.1%増と、市場予想の5%増を上回った。前月は5.3%増(速報値5.2%増)に上方修正された。
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