50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
5/9(月)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 26,319円 | -2.5 |
ダウ平均 | 32,245.70ドル | -1.99 |
S&P500 | 3,991.24ドル | -3.20 |
ナスダック | 11,623.25ドル | -4.29 |
ラッセル2000 | 1,762.08ドル | -4.21 |
米10年国債 | 2.991 | -4.60 |
恐怖指数(VIX) | 34.75 | +4.56 |
5月9日の米国株式市場は3指数共に3営業日大幅下落。
9日の米国株式市場は、3指数共に3営業日下落の展開となった。
市場は、ほぼ全面安の展開となり、市場のテーマは変わらず、FRBの積極利上げ観測と米国債利回り急上昇、そして、中国の景気減速への懸念が株式市場を圧迫している。本日の米10年債利回りは3.20%まで上昇し、2018年11月以来の高水準となっていた。
IT・ハイテク株を始め、エネルギー、産業、銀行株に一斉に売りが強まっている。先週の米雇用統計は力強い米経済を示していたが、それがインフレの早期鎮静化はないのとの懸念に繋がっている。FRBの積極的な利上げによって企業収益が圧迫され、FRB幹部は否定しているが、景気後退のシナリオも警戒されているようだ。
先週のFOMC後の会見でパウエルFRB議長は0.75%の利上げに消極的な姿勢を示していたものの、市場はなおその可能性を捨てきれない模様。
金利が上がれば上がるほど、景気後退やスタグフレーションを恐れるようになる。恐怖があまりに大きくなり、業績の如何にかかわらず、あらゆるものが売られている状態である。
決算発表は終盤を迎えているが、S&P500企業のうち434社が発表を終えている。そのうち約80%が予想を上回る利益を計上している。
ナスダック100指数は3営業日で時価総額200兆円吹き飛ぶ
米株式市場では3営業日連続のテクノロジー株の売り浴びせにより、大型ハイテク銘柄で構成されるナスダック100指数の時価総額約1兆5000億ドル(約200兆円)が吹き飛んだ。
同指数は9日、4%安で終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)が0.5ポイントの利上げを決定した翌日からの3営業日の下落率は10%と、3営業日の下げ幅としては2020年9月以来最大となった。
米国債利回りが急伸し、利上げとインフレ進行で米経済のリセッション(景気後退)入り懸念が強まる中、ナスダック100指数は今年に入って25%下げている。同指数は新型コロナウイルス禍の初期に約1カ月で28%下落したが、それ以来の大幅な下げ局面となった。
ハイテク大手各社も株価下落を免れず、マイクロソフトの時価総額は9日、21年6月以来初めて2兆ドルを割り込んだ。株価は年初来で21%下げている。アマゾン・ドット・コムの株価は昨年の上場来高値から40%余り下落、9日終値は5.2%安。アップルも3.3%下げ、年初来の下落率は14%となった。
S&P500指数は4000ポイント割れ、21年3月以来
S&P500指数は2021年3月以降初めて終値で4000ポイントを割り込んだ。
バリュエーションが将来のキャッシュフローに左右されやすいテクノロジー株やグロース株がこのところ売り込まれている。
S&P主要セクターではこの日、小幅に上昇した主要消費財を除いて全てが下落。エネルギー株は原油価格の下落を背景に8.3%下げとなった。
S&Pグロース指数は3.9%下げ、バリュー指数は2.5%下げとなった。
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