4/12米国株式市場は下落。3月消費者物価指数CPIは8.5%物価上昇、伸び加速

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4/12(火)の株価

前日比(%)
日経平均26,334.98円-1.81
ダウ平均34,220.36ドル-0.26
S&P5004,397.45ドル-0.34
ナスダック13,371.57ドル-0.34
ラッセル20001,986.93ドル+0.33
米10年国債2.731-1.77
恐怖指数(VIX)24.26-0.45

4月12日の米国株式市場は3指数共に下落。序盤の上げ維持できずマイナス圏に転じる。

S&P500MAP

12日の米国株式市場は3指数共にマイナス圏内の下落で終了する。

米国債利回りが低下し、これまで利回りの上昇を嫌気して売りが強まっていたIT・ハイテク株を中心とした成長株への買い戻しが強まっていたが、後半に戻り売りに押された。一方、エネルギーセクターは好調だった。

取引開始前に発表になった3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて株式市場は買いが先行したスタートとなった。しかし、買いが一巡すると次第に戻り売りが強まる展開になる。原油が再び100ドルを超え、インフレ懸念が再燃していることが重石となった模様。原油については、中国がロックダウンを部分的に緩和したことで需要に楽観的な見方が広がっているためである。明日のJPモルガンを皮切りに決算シーズンが始まるのを前に大手銀が下落しており、相場を圧迫している。

米CPIについては、総合指数は予想を若干上回ったものの、エネルギー・食品を除いたコア指数は予想を下回る結果となった。市場からは、インフレのピークアウトへの期待が高まっていた。夏までにCPIはピークに達し、個人消費支出デフレータ(PCE)は6%ー7%の間のどこかでピークを迎え、今年後半から来年にかけて3%―4%まで下がることが期待できるとの見解も聞かれた。

3月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1981年終盤以来の大幅な伸びを示した。米CPIはインフレのピークアウトへの期待を高めたものの、FRBの積極的な引き締めへの警戒感は依然として根強い。

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