4/11米国株式市場は下落。米金利上昇でグロース株売り。

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4/11(月)の株価

前日比(%)
日経平均26,821.52円-0.61
ダウ平均34,411.96ドル-1.19
S&P5004,412.53ドル-1.69
ナスダック13,411.96ドル-2.18
ラッセル20001,980.32ドル-0.71
米10年国債2.780+2.60
恐怖指数(VIX)24.37+15.17

4月18日の米国株式市場は3指数共に下落。米10年国債2.75%上昇ハイテク銘柄大きく売り。

S&P500MAP

11日の米国株式市場は3指数共に下落で終了した。債券利回りの上昇によりグロース株が大きく売りとなりS&P500指数は前週末比1.7%安。ダウ平均は1.2%安。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は2.4%安となった。

市場は引き続きFRBの金融政策とインフレ動向に注目。FRBは歴史的な高インフレに対処するため、来年にかけて積極的に利上げを行うほか、バランスシート縮小を通じて量的引き締め(QT)を行うと予想されている。それが景気後退の引き金を引くのではとの懸念にも繋がっている状況。先週のFOMCメンバーの発言と前回のFOMC議事録は、FRBが積極引き締めに前向きに動き、次回5月のFOMCでは0.5%の大幅利上げの実施を示唆している。

通常はハト派色の強い複数のFOMCメンバーも予想外に積極姿勢を示しており、米国債利回りは3年以上ぶりの高水準に達している。利回り上昇が特にIT・ハイテク株を中心とした成長株に圧力をかけており、ナスダックは大幅安となっている。

今日は米消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、FRBの積極姿勢を裏付けるか注目している。今回の米CPIは次回のFOMC前に受け取る最後のCPIとなる。

また、今週から第1四半期決算が開始する。JPモルガン、シティグループ、モルガンスタンレー、ゴールドマン、ウェルズ・ファーゴなどの米大手金融が発表を予定。市場の予想では前年の反動も加わって、大幅な減益が見込まれている。

ネガティブ・サプライズを警戒する声も出ているようだ。しかし、米企業の収益の伸びに対する期待はここ数週間、ほぼ維持されており、市場では1-3月期のS&P500企業の利益は前年比で約6%増を見込んでいる。

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