ダウ平均連日最高値更新、ナスダックは急落

経済ニュース相場分析

1/4(火)の株価

前日比(%)
日経平均29,301.79円+1.77
ダウ平均36,799.65ドル+0.59
S&P5004,793.54ドル-0.06
ナスダック15,622.72ドル-1.33
ラッセル20002,268.87ドル-0.16
米10年国債1.649+0.86
恐怖指数(VIX)16.84-1.97

4日の株式市場は、金融・資本財銘柄上昇、ハイテク銘柄下落で明暗分かれる

4日の米国株式市場では、ダウ平均が前日に続いて終値での最高値を更新した。金融株や工業株が好調のため。

ナスダックは反落し、S&P500は横ばいで終了した。ハイテク銘柄やテスラの下落が両指数の重しとなった。

高インフレがしばらく続くとの見方やFRBの利上げ期待から米国債利回りの上昇が続いており、銀行株のような金利上昇の恩恵を受けるセクターが上昇。また、景気回復に直結したキャタピラーなどの産業株やエネルギー株も上昇している。クルーズ株や航空株も上昇している。

今後の動き

オミクロン変異株の感染拡大は続いており、月曜日に米国での新規感染者数は100万人を超えた。ただ市場は、米経済は感染拡大を克服できると確信し、楽観視している。

米債券市場では米国債利回りが前日に続いて上昇している。このことは、IT・ハイテク株には悪材料となる。主力株は揃って下落しており、ナスダックは1%超の大幅安となっている。成長株から循環株への資金シフトへの動きが強まっている。

今年3回の利上げが予想される中、昨年12月のIMS製造業総合景況指数では、仕入価格指数が予想よりも大幅に低下し、インフレ圧力が一部でピークに達した可能性が示唆された。一方、労働省雇用動態調査(JOLTS)によれば、自発的離職者は過去最高を記録。賃金インフレを巡る懸念が強まる格好となった。

インフレが加速しているのか減速しているのか今後の経済指標に注目していく。

おまけ トヨタだ米自動車販売トップ、1931年以来の首位交代

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1931年から守り続けた国内販売トップの座を、トヨタ自動車(TM)に奪われた。

トヨタは昨年10ー12月(第4四半期)に米販売台数が前年同期比で28%減少したものの、年間では10%伸ばして230万台と、GMの220万台をわずかに上回った。

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