米国株式相場続落、FOMC発表控えインフレ懸念

経済ニュース相場分析

12/14(火)の株価

前日比(%)
日経平均28,432.64円-0.73
ダウ平均35,544.18ドル-1.14
S&P5004,634.09ドル-0.75
ナスダック15,237.64ドル-1.14
ラッセル20002,159.65ドル-0.96
米10年国債1.446+1.43
恐怖指数(VIX)21.89+7.78

FOMCを控え米生産者物価指数大きく上昇、株価続落する

S&P500MAP

11月の米生産者物価指数(PPI)が前年比9.6%上昇前月比0.8%上昇した。先週は、米消費者物価指数(CPI)が前年比大幅上昇している。市場の予測よりも大きく推移している。

輸送網のボトルネックや堅調な需要、労働力の制約といった状況の中、原材料価格は急速に上昇している。多くの事業者はそうしたコスト上昇分を値上げの形で消費者に転嫁しており、消費者物価が向こう数カ月に一段と上昇することを示唆している。

インフレ加速していることは明らかになっている。

米消費者と生産者の物価指数がいずれも大幅に上昇したことから、FOMCのテーパリングの早期終了と利上げの開始時期が早まると懸念され14日の株式相場は、大型ハイテク株銘柄が全体の価格を押し下げた。

14日の株式相場はダウ平均、S&P500、ナスダック、ラッセル2000の4指数下落の展開となった。

今後の動き

12/15 28:00のFOMCの発表を見守る。発表の内容次第で株価が大きく変動することとなる。

他に懸念される事項は解消されつつある。

オミクロン変異株に対してはワクチンの追加接種の効果があり重症化リスクが抑えられることが証明された。欧州では、渡航制限も解除されてきている。

年末問題となる、米国の債務上限問題は引き上げる法案で通過する方向となった。デフォルトすることはなくなった。

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