米下院、短期の債務上限引き上げ法案を可決-大統領に送付へ

経済ニュース相場分析

10/13 Bloombergニュースより

  1. 連邦政府が史上初のデフォルトに陥る事態はひとまず回避
  2. 債務上限問題を巡る与野党の攻防、2カ月足らずで再開へ

米下院は12日、連邦政府の法定債務上限を短期的に引き上げる法案を賛成多数で可決した。法案はバイデン大統領の署名を経て成立する見込み。上限が引き上げられなければ、米財務省は数日後にも支払い義務を果たせなくなる恐れがあった。上院は先に可決済み。

連邦政府が史上初のデフォルト(債務不履行)に陥る事態はひとまず回避されるが、2カ月足らずで債務上限問題を巡る民主、共和両党の攻防が繰り返されることになる。

政府機関の閉鎖を回避するため9月30日に成立した暫定予算も12月3日に失効する。また、ほぼ同じ時期に民主党はバイデン大統領の社会的セーフティーネット施策を盛り込んだ税制・支出法案の成立を目指すと見込まれる。現在、同法案の規模を巡り、民主党内の進歩派と穏健派が対立しており、今後調整が行われる見通し。

今後の見通し

状況的には、債務上限問題が、12月まで持ち越しとなっただけであり、年末にはまた、デフォルト危機が騒がれることとなる。

原油価格の高騰、利上げによる株価相場の低迷といった悪い情報ばかりで、ひとまず様子見の日々が続きそうです。

  

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