12/5米国株式市場はまちまち。雇用指標が景気減速示唆。

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12/5(火)の株価

 前日比(%)
日経平均32,775.82円-1.37
ダウ平均36,124.56ドル-0.22
S&P5004,567.18ドル-0.06
ナスダック14,229.91ドル+0.31
ラッセル20001,856.04ドル-1.38
米10年国債4.164-2.28
恐怖指数(VIX)12.85-0.23

5日の米国株式市場はまちまち。雇用指標が景気減速示唆。

5日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均とS&P500指数は続落。ナスダックはプラス圏。

11月相場の急速な上昇から過熱感も指摘されているほか、来年の利下げ期待も行き過ぎとの見方も多い。ただ、いまのところ下押す動きまではなく、クリスマス・ラリーへの期待は根強いようだ。

この日の10月の米求人件数が873万人と予想(942万人)を大きく下回った。米国債利回りも下げ幅を拡大し、売りが先行したIT・ハイテク株に買い戻しが強まり、ナスダックは序盤の下げからプラスに転じている。8月、9月の予想外の増加から今回は減少傾向に戻ると予想はされていたが、これほど落ち込みは予想外だった。しかし、市場は明日のADP雇用統計と金曜日の米雇用統計の発表を控え、それらを確認したい雰囲気も強い。

行き過ぎた利下げ期待については、短期金融市場で来年末までに5回の利下げを織り込む動きが出ている。来年末時点で政策金利は4.00-4.25%までの低下を見込んでいる状況だが、これを正当化するには景気後退が必要との指摘も出ている。先週のパウエルFRB議長の講演を始め、FOMC委員が利下げ期待は時期尚早と否定している中で、さすがにやり過ぎとの声が多いようだ。

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