11/16米国株式市場は変わらず。ウォルマートの決算に失望感も底堅さは堅持。

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11/16(木)の株価

 前日比(%)
日経平均33,424.41円-0.28
ダウ平均34,945.47ドル-0.13
S&P5004,508.24ドル+0.12
ナスダック14,113.67ドル+0.07
ラッセル20001,773.76ドル-1.53
米10年国債4.443-2.16
恐怖指数(VIX)14.32+0.14

16日の米国株式市場は3指数共に変わらず。ウォルマートの決算に失望感も底堅さは堅持。

16日の米国株式市場はダウ平均は小反落。S&P500とナスダック指数はプラス圏内。

ウォルマート<WMT>が決算を発表し、株価は下落。決算自体は好調だったものの、同社幹部のコメントに失望感が広がった。レイニーCFOは「10月最後の2週間は、売上がより急激に落ち込んだ」と述べていた。また、マクミロンCEOは決算説明会で「デフレ」という言葉を使ったことも雰囲気を悪化させていたようだ。

シスコシステムズ<CSCO>も大幅安。前日引け後に決算を発表し、予想を大きく下回るガイダンスを発表したことが嫌気されている。顧客企業がこれまで積み上げた在庫の実装のほうに注力しており、新製品の受注が減速していることが確認された。

ただ、取引開始前に発表の米新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の軟化を示したことで米国債利回りが低下し、米株式市場は底堅い動きも見せていた。

今週の米株式市場は最新のインフレ指標に歓喜した。FRBの利上げ終了を期待する投資家にとっては心強い兆候となった。一部からは「最近の株高は長期的なトレンドを示している可能性がある」との指摘も出ている。「11月は歴史的に好調な時期であることもポジティブな兆候である。年末にかけてのラリー継続の要素は揃っている」とも述べていた。

短期金融市場での利上げ終了への期待感は変わっていない。また、FOMC委員は否定しているものの、来年の利下げ期待も温存されており、来年の第2四半期までに0.25%ポイントの利下げが見込まれている。

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