50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
3/27(月)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 27,476.87円 | +0.33 |
ダウ平均 | 32,432.08ドル | +0.60 |
S&P500 | 3,977.53ドル | +0.16 |
ナスダック | 11,768.84ドル | -0.47 |
ラッセル2000 | 1,753.67ドル | +1.08 |
米10年国債 | 3.541 | +4.48 |
恐怖指数(VIX) | 20.60 | -1.14 |
27日の米国株式市場は、ダウ平均とS&P500続伸、SVB買収で銀行株高い。ナスダック指数は、利回り上昇のため反落。
27日の米国株式市場は、ダウ平均とS&P500指数は続伸。ナスダック総合指数は反落する結果となった。
きょうは銀行株が買い戻されており市場の雰囲気を支えた。一部報道で米当局が銀行向け緊急融資ファシリティーの拡張など追加の銀行支援策を検討と報じられたことで金融不安が和らいでいたようだ。ファースト・リパブリック<FRC>にバランスシート修復の時間を与えることを念頭に置いたものだという。本日のファースト・リパブリック株は大幅高。
金融不安が一服し、それが米国債利回りを上昇させた。利回り上昇に敏感なIT・ハイテク株など成長株には戻り売りが出た。
銀行の動向がしばらく注目されそうだが、今週は複数のFRB高官の講演も予定され、米インフレ指標も発表が予定されている。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は週末に銀行の混乱が米景気後退のリスクを高めたと述べていたが、今回の金融不安の台頭が実体経済に与える影響も気掛かりな点ではある。また、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を設置するという地政学的緊張も再燃している。株式市場にとっては依然すっきりしない状況が続きそうだ。
市場からは「株式市場は再び上昇というのが最も可能性の高いシナリオだが、それが長続きするとは考えていない」との指摘も出ている。
ファースト・シチズンズ、破綻したシリコンバレー銀買収で合意
- SVBの管財人である米連邦預金保険公社が発表
- SVB破綻に伴う預金保険基金のコストは約200億ドルと推定
米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは、経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)を買収することで合意した。
SVBの管財人である米連邦預金保険公社(FDIC)の発表資料によると、ファースト・シチズンズはSVBの全預金とローンを引き継ぐ。合意にはSVBの資産約720億ドル(約9兆4400億円)相当を165億ドルのディスカウントで取得することが含まれる。
約900億ドル相当の証券とその他資産は、処分に向けFDICの管理下にとどまる。FDICは最大5億ドル相当のファースト・シチズンズの株式増価受益権も取得する。SVB破綻に伴う預金保険基金のコストは約200億ドルと推定されるが、具体的な額は管財人の管理下を離れた際に確定する。
米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは、経営破綻したシリコンバレー銀行を買収することで合意した
Source: Bloomberg
事情に詳しい複数の関係者によれば、ファースト・シチズンズは以前、SVBの破綻直後にも買収案を提示していた。ただ、米金融史上2番目に規模の大きい破綻となったSVBを引き継ぐだけの力がファースト・シチズンズにあるかどうか疑問視する声もあった。
米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、2022年末時点でファースト・シチズンズは資産ベースで米国内30位の商業銀行。
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