10/17米国株式市場は急反発。BofA決算や英経済対策撤回を好感

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10/17(月)の株価

前日比(%)
日経平均26,775.79円-1.16
ダウ平均30,185.82ドル+1.86
S&P5003,677.95ドル+2.65
ナスダック10,675.80ドル+3.43
ラッセル20001,735.75ドル+3.17
米10年国債4.014+0.25
恐怖指数(VIX)31.37-0.65

17日の米国株式市場は急反発。BofA決算や英経済対策撤回を好感

17日の米国株式市場は、3指数共に急反発する。

先週までの米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)など重要指標を通過して、値ごろ感の買い戻しが活発化した模様。投資家は下落した株を買い戻したうえで、金利上昇やインフレ進行によって企業が受ける圧力の大きさを見極めようとしているとの解説も聞かれる。

きょうはバンカメ<BAC>が取引開始前に第3四半期の決算を発表していたが、先週のJPモルガン<JPM>やシティ<C>同様に金利上昇による利息収入が業績を支えている。株価もポジティブな反応を示し、市場の雰囲気をサポートしていたようだ。

ウォール街で最も弱気派の一人として知られるストラテジストから、企業業績の大変調や正式なリセッション(景気後退)入りがない中で、米国株は短期的な上昇への機が熟しているとの主張が聞かれた。S&P500は今年に入り25%下落し、200日線での本格的な下値支持線が試されたと指摘。これがテクニカルな株価回復につながる可能性があるとの見方を示した。ただ、あきまで弱気相場の中での反転の範囲で、長期的な弱気姿勢は維持している。

IT・ハイテク株を始め、銀行、エネルギー、産業なども上昇し、全面高の展開。

NY連銀製造業指数、3カ月連続で縮小-先行きへの悲観強まる

  • 10月の製造業景況指数はマイナス9.1-8ポイント近く低下
  • 6カ月先の景況指数は2009年以降で2番目の低水準

10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は3カ月連続で活動縮小を示した。また、2023年初期の業況について悲観を強めた製造業者の比率が拡大した。

NY連銀製造業景況指数はマイナス9.1前月のマイナス1.5から8ポイント近く低下市場予想マイナス4.3指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目

新規受注の指数は3.7と前月から変わらずで、緩慢な伸びを示唆した。出荷の指数は約20ポイント低下して、マイナス0.3となった。雇用者数の指数は雇用の小幅な増加を示唆した。

6カ月先の景況指数は10ポイント下げてマイナス1.8と、2009年以降で2番目の低水準。回答者の36%近くが全般的な業況は今後6カ月に悪化するとの見通しを示した。

仕入れ価格指数は6月以来の上昇。原油価格の持ち直しに沿う格好となった。販売価格は前月からほぼ変わらずながらも、新型コロナウイルス禍前の水準を引き続き大きく上回っている。

製造業者を対象とした調査は10月3-11日に実施された。

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