2/11米国株式市場は大幅急落。ウクライナ情勢緊張走る。

経済ニュース相場分析

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2/11(金)の株価

前日比(%)
日経平均27,696.08円+0.42
ダウ平均34,738.06ドル-1.43
S&P5004,418.64ドル-1.90
ナスダック13,791.15ドル-2.78
ラッセル20002,030.14ドル-1.02
米10年国債1.946+0.90
恐怖指数(VIX)27.36+14.43

11日の米国株式市場は3指数共に連日大幅下落。ロシアがウクライナ侵攻するとの報道を受けて株価急落。

S&P500MAP

11日の米国株式市場は連日3指数共に下落。前日は、インフレ懸念によるものだが、本日は、ウクライナ情勢の緊迫化を伝えるニュースが流れたため株価急落する。エネルギー株を除く全てのセクターに売りとなる。

ホワイトハウスのサリバン国家安全保障顧問が、ロシアは早ければオリンピック期間中にもウクライナ国内で軍事行動を起こしたり、紛争を引き起こそうとしたりする可能性があると述べた。また、英政府が英国人に対し、ウクライナへのすべての渡航を控えるよう勧告したほか、現在、ウクライナに滞在している英国人は、商業的手段が利用できるうちに今すぐの退避も勧告した。

今後の動き 米国株式相場は更に下がる可能性

市場からは、急速な売りで1月26日以来最大の売りのアルゴリズムが作動し、株価を押し下げたとの観測も出ていた。ヘッジファンドがS&P500先物に断続的に売りを入れ、S&P500株価指数は今月初めて200日線を下回ったことから、プログラムが作動したという。200日線を下回る取引が続けば、損失が加速する可能性があるとも指摘している。

ウクライナ情勢のニュースで原油が急騰したことから、エネルギー株は上昇したものの、そのほかの銀行や産業、IT・ハイテク株といった主要セクターは売られた。ナスダック指数は一時3%下落する場面があった。

来週は、FOMCの発表やウクライナ情勢の地政学的な動向も注意していく必要がある。

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