早期利上げバランスシート縮小の可能性、米株式市場下落

経済ニュース相場分析

1/5(水)の株価

前日比(%)
日経平均29,332.16円+0.10
ダウ平均36,407.11ドル-1.07
S&P5004,700.58ドル-1.94
ナスダック15,100.17ドル-3.34
ラッセル20002,193.99ドル-3.30
米10年国債1.696+2.98
恐怖指数(VIX)20.15+18.75

FOMC議事要旨でテーパリング終了後にすぐの利上げとバランシート縮小を示唆、5日の米株式市場下落

S&P500MAP

5日の米株式市場は3指数共に下落。ナスダック指数は3%超の大幅下落となった。

FOMC議事録が公表した。テーパリング終了後には、早期利上げの可能性を示唆したほか、バランスシートは前のサイクルよりも速く縮小の可能性も示唆した。3月利上げ開始の可能性を高める内容でもあり、株式市場はネガティブとして反応した。

22年中に0.25%の利上げを3回行うとの見通しとなった。

今後の動き

ADPリサーチ・インスティテュートが発表した昨年12月の米民間雇用者数は、7カ月ぶりの大幅増になった。労働力人口が増え、過去最高水準に増えている求人に求職者が応じている状況となっている。

サービス部門の雇用者数は66万9000人増と、昨年6月以来の大幅な伸びとなった。娯楽・ホスピタリティーの伸びが目立った。財生産部門の雇用は13万8000人増。2020年9月以来の大幅な伸びを示した。規模別で見ると、従業員数500人以上の大企業は38万9000人増加し、20年6月以来の大幅増。小規模企業は6カ月ぶり大幅の20万4000人増となった。

産業別では、貿易・運輸・公益事業が13万8000人増となった。製造業は7万4000人増。建設業は6万2000人増加。プロフェッショナル・ビジネスサービスは13万人増加した。  

今年は米国債利回りの上昇が予想される中、IT・ハイテク株から景気回復の恩恵を受けやすい割安な循環株へのローテーションが加速する。

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