大型ハイテク株売り、米株式市場下落

経済ニュース相場分析

12/16(木)の株価

前日比(%)
日経平均29,066円+2.13
ダウ平均35,897.64ドル-0.08
S&P5004,668.67ドル-0.87
ナスダック15,180.44ドル-2.47
ラッセル20002,152.45ドル-1.95
米10年国債1.429-1.64
恐怖指数(VIX)20.57+6.64

大型ハイテク株売り4指数共に下落

S&P500MAP

大型ハイテク株で構成されるナスダック100指数は9月以来の大幅安。アップルやテスラなどの下げが目立った。売上高見通しが市場予想に届かなかったアドビは10%急落。フィラデルフィア半導体株指数は4.3%下げた。

米国中央銀行(FRB)が景気を腰折れさせることなくインフレ対応で引き締め方向に動くことは可能だとの見方から、S&P500種株価指数は市場開始時に上昇していたが、終了時は上げを消した。一方、金融や商品関連銘柄、資本財株は値上がりした。

15日の株式相場はダウ平均、S&P500、ナスダック、ラッセル2000の4指数下落の展開となった。

今後の動き

米国株価をけん引しているGAFAM、テスラ、エヌビディアが大きく下がった。割高感があった銘柄は調整となった。

オミクロン変異株でのワクチン効果あり、ファイザー、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンの株価が上昇している。

現状としては、グロース株よりも高配当のある安定したバリュー株の銘柄に流れていった内容となった。

市場への資金がなくなったわけではない、金融相場から業績相場への転換となり景気が良くなっていく局面となる。

そのため、今後は企業の業績自体が大きなポイントとなる。来年の成長見通しが上向きであることに変わりはない。

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