株価上昇、米小売売上高好調のため

経済ニュース相場分析

11/16(火)の株価

前日比(%)
日経平均29,808.12円+0.11
ダウ平均36,142.22ドル+0.15
S&P5004,700.90ドル+0.39
ナスダック15,973.86ドル+0.76
ラッセル20002,405.02ドル+0.17
米10年国債1.635+0.85

今後の動き

引用:S&P500map
引用:TradingView

16日の株価は、3指数共に上昇する展開となった。10月の米小売売上高が、3月以来の大きな伸びとなったほか、小売大手のホームデポ(HD)の決算が好調で消費需要の底堅さを示していることが好感となった。

今後注目となるのが、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名である。

バイデン米大統領は16日、記者団に対し、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名発表は「約4日」後になる見込みだと語っている。

大統領はパウエルFRB議長を続投させるかどうか検討しているほか、進歩派の議員や活動家の一部が支持するブレイナードFRB理事とも議長職について面談している。

有力候補としては、ブレイナード氏の名前が上がっている。ブレイナード氏は、パウエル氏よりも穏健派と言われ来年からの利上げに対しても緩やかに実施すると予想されている。これにより株式市場は、下落しにくくなる。

機関投資家は、ブレイナード氏の議長指名に期待をしている。

半導体関連の注目銘柄

引用:TradingView

米通信用半導体大手クアルコム(QCOM)は、ドイツの高級車メーカーBMWがクアルコム製の半導体を次世代の運転支援および自動運転システムに使用すると発表した。

クアルコム製の新たな半導体は2025年から生産を開始する「ノイエ・クラッセ」シリーズに使用される予定。

今後は、自動運転の車も続々開発されていくこのような企業にも注目していきたい。

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