投資家は利上げがいつ始まるかを注目している
今は利上げをするまでの準備段階
景気を回復させるため、毎月1200億ドルの国債や住宅ローン担保証券が市場に流れている。
経済が回復してきており次は経済が過熱しすぎないように、11月からテーパリングが開始となる。
テーパリングは、経済状態に異常がなければ予定通り、国債や住宅ローン担保証券を毎月150億ドルづつ減額をしていき8か月間で購入をやめていくこととなる。
その後、経済が良くなり雇用者数や失業率が改善していくことで賃金は上がり物価上昇していきインフレの状態になっていく。インフレは、経済成長において悪いことではなくインフレ率を2%にするように調整をしようとしている。
しかし、インフレが進みすぎる経済コントロールがができなくなりハイパーインフレションとなる。
このため、インフレを抑制するために政策金利の利上げを実施していくこととなる。
なぜ利上げをするの?
米国の政策金利0~0.25%ゼロ金利になっている。
景気が上がりインフレ率を抑えるため政策金利の利上げを実施する。金利が上がると自動車や住宅などのローンの金利も上がり、自動車や住宅などが購入しづらくなる。過熱していた消費行動を抑制して、消費の伸びを緩やかにすることで経済成長を継続させる。
金利が上がると株価が下がる
金利が上昇すると債券の利回りも上昇し、債券の方がリスクは低く債券を購入する方が増えて株の購入が減り株価が下落する。
金利が上昇すると企業は借入コストが上昇するため、設備投資が縮小することで企業業績の低迷不安となり株価が下落する。
利上げはいつ?
最大雇用に達し、かつインフレ率が2%に到達して一定期間2%をやや上回る軌道に乗るまで、ゼロ金利を継続するのが適切と発表している。
市場は、22年中に利上げ開始を織り込んでいる。
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