50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
12/13(火)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 27,984.85円 | +0.40 |
ダウ平均 | 34,108.64ドル | +0.30 |
S&P500 | 4,019.65ドル | +0.73 |
ナスダック | 11,256.81ドル | +1.01 |
ラッセル2000 | 1,832.36ドル | +0.76 |
米10年国債 | 3.510 | -2.85 |
恐怖指数(VIX) | 22.55 | -2.45 |
13日の米国株式市場は、3指数共に続伸。米CPIは鈍化、明日のFOMC見極めの雰囲気。
13日の米国株式市場は、3指数共に続伸。
取引開始前に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前年比7.1%、コア指数が6.0%と伴に前回から鈍化し予想も下回った。FRBは明日のFOMCで0.50%ポイントに利上げ幅を縮小することが見込まれているが、その見方を正当化する内容ではあった。
米株式市場は米CPIを好感し買い先行で始まった。ほぼ全面高の中、ダウ平均は序盤に一時700ドル超上昇。ただ、買い一巡後は前日の大幅高もあり、伸び悩む動きが強まった。
「今回の数字は大きな驚きで、市場もそれに反応している。強気シナリオが全て機能している日だ」といった声が聞かれる一方、明日のFOMCの結果を見極める必要があるとの慎重な声も聞かれる。0.50%ポイントへの利上げ幅縮小はほぼ確実なところではあるが、FOMC委員の金利見通し(ドットプロット)で、来年の利下げを織り込む判断まではないと見られている。また、パウエル議長の会見も、利上げ期間の長期化の可能性に言及してくる可能性は十分にありそうだ。
「きょうの米CPIが明日のFOMCにどの程度影響を与えるかは未知数。金利決定でなければ、数カ月先で何らかの動きを見せるかもしれない」とのコメントも聞かれた。
米コアCPI、過去1年余りで最も低い伸び-利上げ減速を正当化
- 11月のコアCPIは前月比0.2%上昇-市場予想0.3%上昇
- ディスインフレが進行しつつあるとの論拠強める-BEエコノミスト
11月の米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが、前月比ベースで見て過去1年余りで最も低い伸びにとどまった。インフレの最悪期は過ぎた可能性が高いことを示唆し、予想される米利上げペースの減速を正当化する格好となった。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.2%上昇ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.3%上昇、10月は0.3%上昇前年同月比では6%上昇市場予想6.1%上昇、10月は6.3%上昇 総合CPIは前月比0.1%上昇市場予想0.3%上昇、10月は0.4%上昇前年同月比では7.1%上昇市場予想7.3%上昇、10月は7.7%上昇
総合CPIは、食品価格が上昇した一方でエネルギー価格が下落した。
調査会社インフレーション・インサイツの創業者オメイア・シャリフ氏は「これは異常値ではない。実際、この日の統計はかなり広範な減速を示している」とリポートで指摘した。
2022年に発表される最後のCPIとなった今回の統計は、インフレがまだ高過ぎる水準ではあるが、和らぎつつあることを示唆している。米金融当局は今回の伸び鈍化を歓迎する公算が大きいほか、来年の早い時期に利上げ休止を検討する可能性がある。しかし、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレを当局目標に戻すことへのコミットメントと見通しを巡る不確実性の両方をこれまで強調している。
エコノミストらは前年同月比ベースの価格の伸びは来年に著しく鈍化するとおおむね想定しているが、米金融当局の目標に戻るまでの道がどの程度不安定、あるいは痛みを伴うものになるのかは不透明だ。
ブルームバーグ・エコノミクス(BE)のアナ・ウォン、イライザ・ウィンガー両エコノミストは「驚くほど伸びが鈍い11月のCPI統計は、ディスインフレが進行しつつあるとの論拠を強める。連邦公開市場委員会(FOMC)の一部当局者らは来年1月31日-2月1日の会合までに、利上げ休止に関する議論開始に向け『説得力ある』証左が十分あるとの結論に至る可能性がある」と指摘した。
住居費は前月比0.6%上昇と、4カ月ぶりの小幅な伸び。ホテル宿泊料が下落した。住居費はサービス分野の最大項目で、総合CPIの約3分の1を占める。
家賃は0.8%、帰属家賃は0.7%それぞれ上昇した一方、自宅以外での宿泊コストは0.7%低下した。前月は急上昇していた。
コアの財価格は0.5%低下し、2カ月連続のマイナス。エネルギーを除いたベースのサービス価格は0.4%上昇と、7月以来の低い伸びとなった。
中古車価格2.9%低下-5カ月連続のマイナス衣料費0.2%上昇エネルギー価格1.6%低下-ガソリンや電気代、天然ガスが下落食品価格0.5%上昇航空運賃3%低下医療サービスコスト0.7%低下
CPIと別に発表された統計によれば、インフレ調整後の実質平均時給は11月に前月比0.5%増加。前年同月比では1.9%減少した。
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