50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
6/10(金)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 27,824.29円 | -1.49 |
ダウ平均 | 31,392.79ドル | -2.73 |
S&P500 | 3,900.86ドル | -2.91 |
ナスダック | 11,340.02ドル | -3.52 |
ラッセル2000 | 1,800.28ドル | -2.73 |
米10年国債 | 3.163 | +3.98 |
恐怖指数(VIX) | 27.75 | +1.66 |
10日の米国株式市場は3指数共に大幅続落。CPI結果を受けて積極的な金融引き締め
10日の米国株式市場は3指数共に大幅続落した。
主要株価指数はいずれも約3週間ぶりの大幅安となった。5月の米消費者物価指数(CPI)が予想に反して加速したことから、米金融当局がインフレ抑制策の強化を迫られるとの見方が強まった。米国債利回りは急伸。
ダウ平均が前日比-2.73%安、ナスダック指数が前日比-3.52%安、S&P500指数が前日比-2.91%安。
米消費者物価指数(CPI・5月)が予想に反して、直近で最も高かった3月を上回り、40年ぶりの高い伸びとなる前年比8.6%となったことが、米国の引き締め姿勢を強化するものとして株安となった。
すべてのセクターで大きく売りとなっている。IT・ハイテク銘柄が特に売られ、ナスダック指数は-3.52%安。ソフトウエア開発会社や半導体銘柄が値下がりした。6月の米消費者マインド指数速報値が過去最低水準に落ち込んだことも、航空株やカジノ、ホテル銘柄をさらに圧迫した。
S&P500指数は、週間ベースでは5.1%安と今年2番目の大きな下げ。ここ10週間で9度目の下落となった。インフレ抑制への取り組みで成長が妨げられるとの懸念が強まった。
米消費者マインド指数、過去最低に落ち込む-インフレ加速が打撃
- 6月のミシガン大消費者マインド指数速報値50.2-前月58.4
- 1年先、5-10年先のインフレ期待がいずれも上昇
米消費者のセンチメントは6月初旬に過去最低水準に落ち込んだ。インフレ高進が引き続き家計への打撃となっていることが背景にある。
米金融当局が注視するインフレ期待も上昇し、回答者の46%が悲観的な見方の理由として根強い物価圧力を挙げた。所得がインフレ以上に増加すると見込む回答比率はわずか13%と、ほぼ10年ぶりの低さとなった。
ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は発表文で、「今回の調査全体にわたって、消費者はインフレで収入が目減りし続けるとの強い懸念を示唆した。彼らが挙げたこうした要因が近く弱まる可能性は低い」と指摘。「個人消費はこれまでのところ堅調を維持しているが、センチメントの広範な悪化は支出の削減、それによる経済成長の減速につながる可能性がある」と続けた。
現況指数は55.4と前月の63.3から低下し、記録開始以来の最低となった。期待指数は46.8と前月の55.2から下げた。
今後1年のビジネス環境の見通しを示す指数は1980年以降で2番目の低水準となったほか、耐久財の購入環境に関する指数は統計開始以来の最低を更新した。
1年先のインフレ期待は5.4%(前月5.3%)に上昇。5-10年先のインフレ期待は3.3%(同3%)に上昇し、2008年以来の高水準を記録した。
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