5/20米国株式市場は弱気相場入り回避。株価大きく振幅後、前日終値に戻る。

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50才から始める米国株式投資初心者の資産運用

5/20(金)の株価

前日比(%)
日経平均26,739.03円+1.27
ダウ平均31,261.90ドル+0.03
S&P5003,901.36ドル+0.01
ナスダック11,354.62ドル-0.30
ラッセル20001,773.26ドル-0.17
米10年国債2.788-2.09
恐怖指数(VIX)29.43+0.08

20日の米国株式市場は3指数共に前日終値付近で終わる。弱気相場入りは回避。

S&P500MAP

20日の米国株式市場は3指数共に大きく振幅した。終値の前日比は、ダウ平均+0.03%、S&P500+0.01%、ナスダック指数-0.30%。

この日は、株式や上場投資信託(ETF)のオプションの満期日だったこともボラティリティーを増幅させた。

今日は週末を前にしたポジション調整の意識もあり、時間外の時点で買いが目立っており、寄り付き後はしっかりの上昇する展開になるも、リスク警戒からの株安の勢いは強く、その後は一転して売りが優勢となる。引けにかけては一転して買い戻しが入り、週末またぎのポジションを嫌った動きに前日終値前後まで値を戻す展開となった。

週足では、ダウが8週連続で下落し、1932年の世界大恐慌以来の最長を記録。S&Pとナスダックも7週連続での下落となり、ドットコム・バブルがはじけた2001年以来最長となった。

20日の取引で、S&Pはほぼ終日、マイナス圏で推移。一時、1月3日に付けた終値での最高値から20%超落ち込む場面もあったものの、引けにかけ、1月3日の終値から約18%安の水準まで戻した。

通常、過去1年の高値からの下落率が20%を超えると、弱気相場入りとされる。

ナスダックはこの日、21年11月に記録した終値での最高値から約27%下落した。

週足では、S&P500が3.0%、ダウ平均が2.9%、ナスダックが3.8%それぞれ値下がりした。

弱気相場入りを辛うじて回避した。米国株式市場は不安定な値動きとなった後、まちまちで終了する。

個別銘柄では、電気自動車(EV)テスラが6.4%下落し、S&Pを圧迫。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、16年にプライベートジェットで客室乗務員の女性にセクハラ行為をしたという報道について、「完全に事実無根」と否定した。

大型株も売られ、アルファベットは1.3%安、エヌビディアは2.5%安。

農業機械メーカーのディアは14.0%安。第2・四半期(5月1日まで)決算は、純売上高が市場予想を下回った。

ディスカウント小売ロス・ストアーズは22.5%安。22年度の業績見通しを下方修正したことが嫌気された。

製薬ファイザーは3.6%上昇し、S&Pを下支えした。

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