米国株式市場、メタショック急落。

経済ニュース相場分析

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2/3(木)の株価

前日比(%)
日経平均27,241.31円-1.06
ダウ平均35,111.16ドル-1.45
S&P5004,477.44ドル-2.44
ナスダック13,878.82ドル-3.74
ラッセル20001,991.03ドル-1.90
米10年国債1.829+3.34
恐怖指数(VIX)24.43+10.28

3日の米国株式市場は3指数共に急落。メタ決算を受けて市場大きく反応する。

S&P500MAP

3日の米国株式市場は、メタプラットフォームズ(FB)の決算を受けて3指数ともに5営業ぶりの下落の展開で終了した

きっかけはメタ・プラットフォームズ(FB)が決算を受けて急落していることで26%下落している。この日のITハイテク銘柄の売りが強まりナスダック指数は、4%近くまで下落している。同社を組み入れているファンドも多く、全体的なポジション調整された。

FRBの利上げ期待から株式市場は年初から成長株中心に売りを強めていたが、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOG)の好決算が雰囲気を変え、資金がIT・ハイテク株に戻り始めていた。

そのムードの中でのメタの決算は失望感をより強めている。ツイッター(TWTR)やスナップ(SNAP)など他のSNS株も売りが強まっているが、これがメタ特有の問題なのか。

今後の動き Amazonの決算好調。株価は反発するか?

アマゾン(AMZN)が引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を大きく上回った。第1四半期のガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高を見込んでいる。

ただ、株価は大幅高となっている。米国でのプライム会員年会費を20ドル引き上げ139ドルとすると発表した。値上げは2018年以来。年会費の変更は2月18日付で、既存会員については3月25日以降の更新から適用する。月額の会費は12.99ドルから14.99ドルに引き上げる。また、クラウド部門が好調でアマゾン・ウェブ・サービシズの売上高は117.8億ドルと予想を上回った。40%の増収となっている。

明日は米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数(NFP)の予想は15万人増と前回よりも増加幅は縮小が見込まれている。オミクロン株の感染拡大で米労働者の活動が鈍ったとの予想のようだ。前日発表のADP雇用統計は予想外の大幅減少を記録した。両指標の方向感が必ずしも一致するとは限らないが、予想以上に弱い内容も警戒されている。ただ、弱い内容だったとしても、一時的な現象と考えられており、FRBのタカ派姿勢が後退は、ない。

きょうはECBと英中銀が金融政策を発表していた。両中銀とも市場の予想以上にタカ派な雰囲気を醸し出しており、特にECBは年内の利上げの可能性が浮上している。これを受けて各国の国債利回りが上昇しており、株式市場にとっては圧迫要因となっている。

今日の株式市場は、大きく動きがある可能性がある。

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