米国経済指標の重要イベントの一つが発表されました。
毎月第一金曜日に発表される★★★星3つの重要な経済指標です。
非農業部門雇用者数変化【前月比】
非農業部門雇用者数変化【前月比】 とは、米国労働省が毎月第1金曜日に公表する米雇用統計の指標のひとつで、農業部門を除いた産業で働く雇用者数のこと。前月比でどれだけ増減したかで判断される。失業率と並び、米国の雇用情勢を表す指標として注目度が高い。
農業を除く民間企業や政府機関などの給与支払い帳簿を基に集計されており、家計サンプル調査ベースの失業率に比べ、前月の雇用の動きをいち早く映すとされる。
今回の発表は、9月が19.4万人で10月の予想45.0万人に対して結果は53.1万人でした。◎
これは、広範に伸びて市場予想を上回り、順調な回復軌道を取り戻した。新型コロナウイルスのデルタ変異株による影響が弱まる中、人材確保で大きく進展していることを示している。
失業率
失業率とは、その国の雇用状況を把握「失業者÷労働力人口×100」で定義されています。労働力人口の定義などは各国で異なります。米国では政策変更のきっかけとなることも多く、景気低迷期には発表直後に金融緩和に踏み切ることもあったほどです。ただ景気に遅行するので非農業就業者数や新規失業保険申請件数のほうが統計としては信頼できるといわれています。政治的に利用されがちなことを嫌うエコノミストもいますが、それだけ政治サイドも注目しているということです。
今回の発表は、前回が4.8%で今回の予想4.7%に対して結果は4.7%でした。 ◎
新型コロナの感染者数が減少し、雇用主がより高い賃金を提示するのに伴い、労働力として復帰する人が増えたことを今回の統計は示している。
平均時給
今回の発表は、前回が4.6%で今回の予想4.9%に対して結果は4.9%でした。 ◎
平均時給は前年同月比で4.9%増と、2月以来の大幅な伸び。人材不足が続く中、労働者が昇給を要求できていることを浮き彫りにしている。
今後の動き
今週の主な指数
株式相場の主な指数ダウ平均・S&P500・NSDAQ100は、1週間続けて上昇して最高値つけている。
決算発表の結果で好調な企業が多く、ハイテク銘柄のほか航空やクルーズ船関連、ホテルなどの銘柄も好調になっている。
今週の10年国債利回り
株価相場に影響する国債の金利が下がっている。株式相場は、上がりやすい状況にある。
来週の動き
雇用者数や失業率の予想値よりも良い結果を出しており、新型コロナウイルスのデルタ株による影響が弱まり、人材が確保され順調な経済回復を示している。
S&P500は、10/28より好調に上がっている.
高値更新しているが、買い戻すような動きもあり。
このまま上がり続けるか、下がれば、押し目買いを狙えるチャンスが出てくる。
10月と11月は、決算発表が多くあり株価相場の上がる要素があります。
チャンスがあれば個別株も狙っていきましょう。
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