高配当ETFって何
高配当ETFとは、配当利回りの高い銘柄を集めたETFのことです。通常のETFよりも比較的利回りが高くなっているのが特徴となります。
高配当の企業は、安定した収益と株主への高い利益還元姿勢があり、経済環境や社会構造が変化しても、持続的な成長ができるとされている。
高配当ETFは、高配当の銘柄に分散投資をすることで、配当を安定させると同時にリスクを抑えることができます。
高配当ETFのメリット・デメリット
メリット
高配当ETFは、高い配当金が得られるのが最大のメリットです。
通常のETFの平均配当金利回りは約1%~2%程度ですが、高配当ETFは分配金利回りが3%〜5%と高いです。
高配当の個別株では、下落によるリスクが大きくなるのに対して、高配当ETFは、分散投資となるので他の銘柄でカバーされる。
高配当ETFは、元々株価の動きが安定している銘柄で構成しているため値動きが安定している。
デメリット
高配当ETFは、基本的にすでに安定している銘柄で構成されていることがため、成長性が見込みづらいハイリターンは望めない。
大きな成長が期待できないとしても、損失してしまうリスクは比較的低い。
高配当ETF銘柄
バンガード米国高配当株式ETF(VYM)
運用会社:バンガード
バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは、FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)の米国コンポーネントの派生インデックスであり、高い配当利回りの銘柄で構成されている。
構成銘柄上位
順位 | 銘柄名 | 比率 |
1 | JPモルガン | 3.74% |
2 | ジョンソンエンドジョンソン | 3.27% |
3 | ホームデポ | 2.69% |
4 | P&G | 2.62% |
5 | バンクオブアメリカ | 2.42% |
年間リターン 24.8%
分配利回り直近 2.68% 年4回配当
経費率 0.06%
SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
運用会社:ステートストリート
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500高配当指数(同指数)のトータルリターン(経費控除前)のパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とする。同指数は、配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とする指数である。
構成銘柄上位
順位 | 銘柄名 | 比率 |
1 | コメリカ | 1.56% |
2 | ベーカーヒューズ | 1.53% |
3 | リージョンズ・ファイナンシャル | 1.53% |
4 | マラソン・ペトロリアム | 1.52% |
5 | キーコープ | 1.50% |
年間リターン 29.19%
分配利回り直近 4.49% 年4回配当
経費率 0.07%
iシェアーズコア米国高配当株 ETF(HDV)
運用会社:ブラックロック
iシェアーズ 米国高配当株 ETF(iShares High Dividend ETF)は、通常モーニングスター配当フォーカス指数(同指数)の価格と利回りパフォーマンスに連動した投資成果を目指す。同指数は、財務健全性が高く、同時に持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国企業への投資機会を提供する。同指数は75銘柄で構成されており、投資家に配当を支払うことのできる資金余力(配当力)によってウェイト付けを行う。
構成銘柄上位
順位 | 銘柄名 | 比率 |
1 | エクソンモービル | 9.33% |
2 | AT&T | 7.22% |
3 | シェブロン | 6.54% |
4 | ジョンソンエンドジョンソン | 5.62% |
5 | ベライゾン・コミュニケーションズ | 5.33% |
年間リターン 15.72%
分配利回り直近 3.55% 年4回配当
経費率 0.08%
- オレンジ:VOO
- 青:SPYD
- 緑:VYM
- 赤:HDV
高配当ETFは右肩上がりで成長もしている。
コメント