12/14米国株式市場は反落。FRB金利見通し受け警戒感。

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12/14(水)の株価

前日比(%)
日経平均28,156.21円+0.72
ダウ平均33,966.36ドル-0.42
S&P5003,995.32ドル-0.61
ナスダック11,170.89ドル-0.76
ラッセル20001,820.45ドル-0.65
米10年国債3.474-0.77
恐怖指数(VIX)21.14-1.41

14日の米国株式市場は、3指数共に反落。FRB金利見通し受け警戒感。

パウエル議長、「なお道のり残る」-0.5ポイントに利上げ減速後も

  • 23年と24年の金利予測はいずれも9月時点の予測から引き上げ
  • 「継続的な誘導目標レンジ引き上げが適切になると見込む」-声明

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、現在進めている積極的な利上げは終了に近づいてはいないとの見解を示した。金融当局者らの予測では来年の政策金利予想が引き上げられた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14両日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。前回まで4会合連続で続けてきた0.75ポイントから利上げペースを減速させた。

パウエル議長はFOMCの声明発表後の記者会見で、「なお幾分か道のりは残っている」と発言。来年1月31日-2月1日に開かれる次回FOMC会合での利上げ幅は今後入手するデータ次第だとし、0.5ポイント継続と0.25ポイントへの減速の両方の可能性を残した。

「物価安定を回復させるには、景気抑制的な政策スタンスをしばらく維持する必要がありそうだ」と議長は述べた。

今回の利上げでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.25-4.5%となった。決定は全会一致。FOMC参加者の予測中央値では、政策金利は来年末に5.1%、24年に4.1%に低下との見通しが示され、いずれも9月時点での予測から引き上げられた。

会合後に発表されたFOMCの声明には、「委員会はインフレ率を時間とともに2%に戻すべく十分に抑制的な金融政策スタンスを実現するためには、継続的な誘導目標レンジ引き上げが適切になると見込む」と記された。  

  FOMCの発表前の段階では、金融市場はFF金利が来年5月に4.8%程度に達し、年後半に合計0.5ポイント引き下げられると予想していた。

パウエル議長は「まだ十分に景気抑制的な政策スタンスではないというのが、われわれがきょう下した判断だ」とし、「任務を完了するまで現在の軌道を維持する」と言明した。

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