9/29米国株式市場は急反落。改めてタカ派なFRBとリセッションを警戒。

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9/29(木)の株価

前日比(%)
日経平均26,422.05円+0.95
ダウ平均29,225.61ドル-1.54
S&P5003,640.47ドル-2.11
ナスダック10,737.51ドル-2.84
ラッセル20001,674.93ドル-2.35
米10年国債3.783+1.18
恐怖指数(VIX)31.84+1.66

29日の米国株式市場は3指数共に急反落。改めてタカ派なFRBとリセッションを警戒。

29日の米国株式市場は、3指数共に反落。

前日は英トラス政権の経済対策に端を発した、英国債の信用問題に注目が集まっていたが、英中銀の英国債市場への介入でひとまず事態は鎮静化している。英中銀はきょうも14億ポンドの英国債を購入していたようだ。

市場は改めてタカ派なFRBとリセッション(景気後退)を警戒している。米大手銀からは、「米株式市場は景況感に関する極めて明白なシグナルを発しており、景気後退が目前に迫っていることが示されている。米国の景気後退入りの確率は92%を示唆しているという。8月時点では51%だった。

取引開始前に米新規失業保険申請件数が公表されていたが、再び20万件を割り込み、力強い労働市場を示した。株式市場が反転するためにはFRBのタカ派姿勢が緩むことが必須と見られているが、その可能性はなお低いことを示す内容でもある。

セントルイス連銀総裁、利上げ継続のメッセージを市場は「正しく解釈」

米セントルイス連銀のブラード総裁は29日、金融当局は向こう数カ月のさらなる政策引き締めを見込んでいるとし、それは市場でもしっかり理解されているとの認識を示した。

総裁はオンライン形式で開かれた新興市場関連のフォーラムで、「(金利予測分布図の)ドットを見ると、年内にかなりの追加行動があると連邦公開市場委員会(FOMC)は見込んでいるように見受けられる」とした上で、「その見通しは市場で消化されており、正しい解釈がなされているようだ」と述べた。

フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは現在3-3.25%。四半期ごとに発表されるFOMC参加者の経済予測でのドット・プロット(金利予測分布図)では、中央値でFF金利が年末までに4.4%に達するとの見通しが示されている。これは11月と12月に予定される年内残り2会合で、さらに計1.25ポイントの利上げが実施されるとの見方を示唆する。

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