5/26米国株式市場は続伸。買い戻し感強まる。

経済ニュース相場分析

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5/26(木)の株価

前日比(%)
日経平均26,604.84円-0.27
ダウ平均32,637.19ドル+1.61
S&P5004,057.84ドル+1.99
ナスダック11,740.65ドル+2.68
ラッセル20001,838.23ドル+2.17
米10年国債2.742-0.39
恐怖指数(VIX)27.50-0.87

26日の米国株式市場は3指数共に続伸。利上げ懸念和らぎ買い戻し感強まる。

26日の米国株式市場は3指数共に続伸する、

すべてのセクターで上昇して、消費者循環が大きく上昇する。

サプライチェーンやインフレの問題がある中でも小売大手から堅調な見通しが示されたことで、経済への信頼感が高まった。

インフレのピークアウトへの期待と同時に、前日のFOMC議事録を受けて、FRBの利上げが秋にも一旦停止するのではとの期待感が株式市場をサポートしている。底打ちへの期待感も台頭する中、現行水準に値ごろ感を感じ始めており、市場もやや落ち着きを取り戻しているようだ。

今後、世界的に株式市場が急落した後、下値を拾うべき時が来ているという見方があり、インフレが夏の間に十分に落ち着いたら、利上げは続かないかもしれない。投資家は急落後のIT・ハイテク株の購入を検討すべきとの声も出ている。

市場の注目する点は引き続き、インフレと中央銀行の対応、世界経済の成長懸念と中国経済、ウクライナ情勢に集中する。これらの要因のいずれかにポジティブなニュースが流れれば、リスクセンチメントが急激に改善する可能性がある。

小売株の上昇が全体をサポートしている。その中でもドルショップとして知られるダラー・ゼネラル(DG)、ダラー・ツリー(DLTR)のディスカウントストア2社が決算を受けて大幅高となっている。それぞれが予想を上回る好決算を発表したほか、売上高見通しも上方修正した。また、家庭用品販売のウィリアムズ・ソノマ(WSM)が決算を受けて大幅高。富裕層向けの高級家庭用品販売が支援した。

小売株に関しては、先週のウォルマート(WMT)とターゲット(TGT)の低調な決算を受け失望売りが広がっていた。しかし、高インフレの中、本日のメーシーズ(M)、前日のノードストロム(JWN)を始め富裕層向けが好調なほか、予算に敏感な買い物客にとって上記ディスカウントストア2社が魅力的になっていることが示唆されている。

エヌビディア(NVDA)が決算を受けて取引開始直後は売りが先行して始まったものの、売り一巡後は全体相場の雰囲気が後押し、逆に買い戻しが強まっている。中国でのサプライチェーンの混乱やウクライナ情勢が見通しを圧迫。チップ需要は強いものの満足に供給できない状況となっている。しかし、下期にかけて供給不足は緩和される見込みで、新たなCPUチップの立ち上げと合わせて、同社はデータセンターでのシェアをさらに拡大する可能性があるとの指摘も聞かれた。

ツイッター(TWTR)が上昇。ツイッター買収に関してテスラ(TSLA)のマスクCEOが、エクイティファイナンス(買収先のツイッター株による資金調達)の部分を335億ドルまで拡大することが米証券取引委員会(SEC)への届け出で明らかとなった。

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