5/16米国株式市場はS&P500・ナスダック反落。世界的に経済活動が縮小。

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5/16(月)の株価

前日比(%)
日経平均26,547.05円+0.45
ダウ平均32,223.42ドル+0.08
S&P5004,008.01ドル-0.39
ナスダック11,662.79ドル-1.20
ラッセル20001,783.42ドル-0.52
米10年国債2.888-0.99
恐怖指数(VIX)27.47-1.40

5月16日の米国株式市場はS&P500・ナスダック指数反落。世界的に経済が縮小傾向。

S&P500MAP

16日の米国株式市場はダウ平均は横ばいでS&P500とナスダック指数は反落して終了する。

S&P500は前週末比-0.4%。テスラやアマゾン・ドット・コム、アップルといった大型株の下げが響いた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は-1.2%下落。ダウ平均は+0.1%。

原油相場が再び上昇し、エネルギー銘柄に買いが強まったほか、医薬品やディフェンシブな銘柄も堅調。一方、IT・ハイテク銘柄が売られナスダックは反落した。

この日の相場は、一進一退の展開が続いた後、引け際1時間に失速した。米国と中国での新たな景気低迷の兆候が意識されたためである。

5月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場の予想外に活動縮小を示した。縮小は過去3カ月で2度目。経済活動の減速は米金融政策の軌道を複雑にする可能性があるとの懸念を強めた。

中国の4月の小売売上高と鉱工業生産が予想を下回る弱い内容となったこと。

中国の経済指標はロックダウンの影響が出た格好だが、FRBをはじめとした各国中銀の利上げの影響のほかに、中国経済は世界経済に対するもう一つの懸念ともなっている。米経済も減速懸念が根強く、米大手金融からは今年のGDP見通しを下方修正する動きが出ている。金融環境の悪化を理由に、従来の2.6%から2.4%に引き下げた。

米ニューヨーク市では新型コロナウイルス感染者が再び増加しており、警戒レベルが数日内に「高い」に引き上げられる可能性がある。その場合、公共の場など屋内でのマスク着用義務化が再検討されることになる。NY市保健当局のウェブサイトに掲載されている指針では、「NY市の警戒レベルが『高い』に引き上げられた場合、市はあらゆる公共の場を対象に屋内でのマスク着用義務を検討する」と記されている。

ツイッター(TWTR)が7日続落し、37ドル台まで下落。きょうの下げでテスラ(TSLA)のマスクCEOが持ち株を9%に拡大したことが明かになって以来の上げを完全に帳消しにしている。マスク氏は同社に対して54.20ドルの買収価格を提示しているが、そこからもかなり下方乖離している状況。市場は今回の買収の実現性を疑問視し、不透明感を強めている。マスク氏が同社の偽アカウントの量に関するデータを取得するために買収提案を一時保留したことをツイートで明らかにしたことが引き金となっている。

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