5/2米国株式市場は反発。FOMC前値動き荒い。

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5/2(月)の株価

前日比(%)
日経平均26,818.53円-0.11
ダウ平均33,061.50ドル+0.26
S&P5004,155.38ドル+0.57
ナスダック12,536.02ドル+1.63
ラッセル20001,882.91ドル+1.01
米10年国債2.987+1.80
恐怖指数(VIX)32.34-3.17

5月2日の米国株式市場は3指数共に反発。米10年国債は一時3%台へ突入する。

S&P500MAP
引用:TradingView S&P500指数

5月2日の米国株式市場は、3指数共に反発して終了する。

市場は、後半にまで急落していたものの、終盤にかけて押し目買いが入り急速に戻っている。今週のFOMCを前に米10年債が3%の大台に上昇する中で、株式市場は荒い値動きとなっている。

この日は、IT・ハイテク株を中心に買い戻しが活発化した。ナスダック指数は1%超の大幅高。

4月の米株式市場でダウ平均は2020年3月以降で最悪の月間パフォーマンスとなった。ナスダックに至っては13%超下落し、2008年10月以来の最悪の成績となった。IT・ハイテク株は、特に金利上昇の影響を受けやすい。4月はパンデミックが始まって以来の最悪の月となったが、市場には値ごろ感からの買いと同時に、この混乱が5月も続くのではとの警戒感も広がっている。

市場は、今週のFOMC待ちの雰囲気が強い。FRBが、過去数十年で最悪のインフレに対抗するために0.5%の大幅利上げを行うことを確実視している。それ自体はすでに織り込み済みで、短期金融市場では6月、7月も連続で大幅利上げを見込む動きが出ている。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、FRBが6月に0.75%の利上げに踏み切る確率を1カ月前の19%から90%超まで拡大させている。今週が0.5%、6月が0.75%となった場合、政策金利であるFF金利の誘導目標は1.50%-1.75%まで上昇することになる。

ウクライナ危機と中国でのロックダウンはサプライチェーンをさらに混乱させ、インフレをさらに上昇させる恐れがある中、FRBの積極利上げの姿勢を確認できるか注目しているようだ。

ゲームソフトのアクティビジョン・ブリザード(ATVI)が上昇。著名投資家バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)が1-3月に保有比率を9.5%に増やしたことが明らかとなった。

ファイザー(PFE)が軟調。新型ウイルス向け経口薬「パクスロビド」の試験で予防療法としての効果を示さなかったと発表した。

米格安航空のスピリット航空(SAVE)が下落。同社の取締役会はきょう、ブルー・エアウェイズ(JBLU)が提示した36億ドル規模の買収提案を拒否することを全会一致で決定した。買収は実現しないとの懸念が理由。同取締役会はフロンティア(ULCC)による29億ドル規模の買収合意を堅持する考えを示した。

モデルナ(MRNA)が反発。先週末に同社は、6歳未満の幼児向けのワクチンの緊急使用許可(EUA)をFDAに申請する見込みだと伝わった。

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