4/14米国株式市場は反落。10年国債利回り上昇を受けて。

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4/14(木)の株価

前日比(%)
日経平均27,172.00円+1.22
ダウ平均34,451.23ドル-0.33
S&P5004,392.59ドル-1.21
ナスダック13,351.08ドル-2.14
ラッセル20002,004.98ドル-0.98
米10年国債2.828+4.33
恐怖指数(VIX)22.70+4.03

4月14日の米国株式市場は3指数共に反落。10年国債利回り上昇加速のためハイテク銘柄下落する。

S&P500MAP

14日の米国株式市場は3指数共に反落。

取引開始前に米大手銀の決算が発表になっていたが、市場では高インフレとイールドカーブのフラット化、そして、ウクライナ危機の中で、米大手銀が第1四半期をどのように乗り切ったか注目していた。前日のJPモルガン(JPM)はネガティブな反応を見せていたが、きょうのゴールドマン(GS)やモルガン・スタンレー(MS)、シティグループ(C)はいずれもポジティブな反応を示した。

一方、IT・ハイテク株に戻り売りが強まり、ナスダックが大幅反落。米国債利回りがNY時間に入って再び上昇を加速させたことが嫌気された。取引開始前に発表になった米輸入物価指数が予想を上回ったことでインフレ懸念に繋がっている。原油相場に買い戻しが強まったことも懸念を強めている。

今週発表の米消費者物価指数(CPI)を機に市場は、米国のインフレ期待のピークアウトとFRBの想定される引き締めをある程度織り込んだのではとの見方が広がっていた。米国債利回りも政策金利に敏感な2年債を中心に下げが強まり、それに伴って上昇していたドルも戻り売りを強めていた。しかし、明日からのイースター休暇を前に、再びインフレ懸念を強めたようだ。

ツイッター(TWTR)が上下動。一時48.50ドルまで上昇していたが、後半になって下げに転じている。筆頭株主であるテスラ(TSLA)のマスクCEOが買収提案を行ったことが明らかとなった。1株54.20ドルでの買収提案で、同社の非公開化を目指すという。この提案に対してツイッターは取締役会を開催。協議の詳細は伝わっていないが、マスク氏の提案は受け入れ難いとの見解に達したとの報道も伝わっていた。マスク氏はプランBも計画していると述べているが、同社は買収防衛策として、ポイズンピル(毒薬条項)を検討しているとの報道も流れていた。

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