4/6米国株式市場は連日下落。長期債の金利上昇影響。

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4/6(水)の株価

前日比(%)
日経平均27,350.30円-1.58
ダウ平均34,496.51ドル-0.42
S&P5004,481.15ドル-0.97
ナスダック13,888.82ドル-2.22
ラッセル20002,016.93ドル-1.42
米10年国債2.598+1.91
恐怖指数(VIX)22.10+5.09

4月6日の米国株式市場は3指数共に下落。FOMCの議事要旨は、インフレ抑制に重点を内容。

S&P500MAP

6日の米国株式市場は、3指数共に連日下落で終了となる。ブレイナードFRB理事の発言からの米国債利回りは上昇が続いており、IT・ハイテク株といった成長株が売りとなりナスダック指数は2%超下落した。ディフェンシブ関連のエネルギー、一般消費財、ヘルスケアのセクター銘柄が買いとなった。

金利が上がれば銀行株が好調となるが低迷している。金利が上がれば銀行は利ざやで利益を得ることができるが、イールドカーブのフラット化は続いており、銀行の利ざやの面で恩恵を受けていない。

この日3月分のFOMC議事録が公表された。多くのメンバーが1回以上の0.5%の大幅利上げ指示したほかに、バランスシート縮小に関しては、縮小幅の上限は月950億ドルが妥当で、国債が月650億ドル、MBSが300億ドルの縮小を明記されていた。

前日のブレイナードFRB理事の発言を受けて、次回5月のFOMCでの0.5%の大幅利上げとバランスシート縮小への期待が高まっている。月950億ドルづつの縮小は、市場の想定内だが、タカ派な雰囲気には変わりはない。

他に議事録には、インフレ高を大幅に抑制するために3月のFOMCで0.5%の利上げを決定する可能性が高かったが、ロシアのウクライナ侵攻を理由に見送っていたことが明記されていた。

来週の消費者物価指数(CPI)でインフレがどこまで加速しているかと地政学的な状況でFRBのかじ取りは変わってくる。現状の相場は、変動が激しく動く時で様子を見ていく必要がある。

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