【米国市況】S&P500反発、大型ハイテク高い-10年債利回り低下

経済ニュース相場分析

10/14 Bloombergニュースより

13日の米株式市場では、S&P500種株価指数やナスダック総合指数が4営業日ぶりに反発。米長期債利回りの低下を背景に、テクノロジー株が堅調だった。インフレ圧力が根強いことが指標で明らかになり、事業に悪影響を及ぼすことなく価格転嫁が可能とみられる企業が買われた。

  1. 米国株はS&Pとナスダックが反発-ダウほぼ変わらず
  2. 米国債は長期債が上昇、10年債利回り1.54%に低下
  3. ドル下落、対円は113円台
  4. 前半NY原油は反落、OPECが需要の強さに懐疑的
  5. NY金先物は続伸、国債利回り低下とドル下落で

ハイテク株中心のナスダック100指数は他の主要株価指数よりパフォーマンスが良かった。アマゾン・ドット・コムやグーグルの親会社アルファベットなどで構成するNYSE・FANG+指数は1.1%高。一方、ジェット燃料価格上昇が業績への脅威だと警告したデルタ航空を中心に、航空株は値下がりした。

S&P500種は前日比0.3%高の4363.80。
ナスダック総合指数は0.7%上昇。
ダウ工業株30種平均は53セント安い34377.81ドル。
10年債利回りは、0.04%)低下の1.54%。
2年債利回りは0.02%上昇の0.36%。

外国為替市場ではドルが下落。
ドルは対円で0.3%安の1ドル=113円25銭。

NY原油先物相場は反落。原油価格は先に2014年以来の高値に達していたが、石油輸出国機構(OPEC)が需要の強さに対して慎重な姿勢を示したことが意識された。

NY金先物相場は続伸。米長期債利回りとドルが下げたことから、利子を生まない金の投資が高まった。

今後の予想

引用:yahoo経済指標カレンダー

9月の米国消費者物価指数(CPI)が市場の想定する範囲内のため金利が低下してハイテク株に買いが入ったと思われる。このまま、原油価格問題や中国不動産企業の債務問題や米国債務上限問題が落ち着いてくれればと思う。

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