米国債ETFをはじめたい

投資信託

米国債とは?

米国債とは、米国財務省が発行する米国政府の債務証券(公債)です。基軸通貨である米ドルを有するアメリカの債券市場は、世界で最も重要な債券市場の1つで、米国債はその中心です。

米国債のポイント

高い信用力

米国政府が元利金の支払いを保証しており、高い信用度を誇ります。

米国が、デフォルトしない限りは安全な商品となります。

高い流動性

容易に売買可能なので、目的に合わせて長期保有も短期トレーディングもできます。

但し、途中解約は売却損益や解約手数料が発生することもある。

日本国債より高い利回り

日本国債に比べて、利回りが高い。

債券ETFとは?

債券ETFとは、債券で構成されたETFのことです。

通常の債券は購入して満期日まで持ち続けることにより、満期日を迎えた際には購入した金額で償還され、購入した時の利率に応じて利子を受け取ることができます。

債券ETFは、金利の動きに伴って債券価格は変動しており、これを利用して資金を増やします。

通常金利が上がると債券価格が下がり、金利が下がると債券価格が上がります。

金利が上がって債券価格が下がった時に購入することで、利益を増やすことが可能です。

債券ETFの特徴

少額からの投資が可能

債券ETFでは、他のETFと同様に1株から購入可能であり、数千円程度の少額で投資をすることできます。

複数の債券に分散投資ができる

通常の債券や株式投資では、1つの個別銘柄を選択するのに対して、債券ETFは運用会社が複数の銘柄を選択して運用します。

通常の債券の場合、金利条件が悪い時に購入すると、償還した満期日までその低金利の状態が続いてしまい、返ってくるリターンが少なくなります。

債券ETFは複数の銘柄が組み込まれており、債券ETFの価格が下がった時に買い付けるなど、買うタイミングを分散させることで、リスクを分散する。

分配金が受け取れる

債券ETFでは、分配金を受け取ることが可能で、年に1回のところもあれば毎月1回受け取れるなど銘柄によって様々です。

銘柄によっては利回りが4%を超える高配当の債券ETFもあります。

債券ETFのメリット

市場を通していつでも手軽に購入できる 

通常の債券を購入する際は、発行者が指定した期間内に購入の手続きを行う事が必要です。

しかし、債券ETFは株式と同様に市場を通していつでも手軽に購入する事が出来ます。

そのため、債券ETFは通常の債権と比べて自由度が高い投資と言えるでしょう。

安定した値動き

2020年から2021年にかけて、新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり相場は大きく変動しましたが、債券ETFの騰落率は株式等に比べて値動きが小さく、比較的安定していました。

そのため、債券ETFは株式等に比べてリスクが低い。

解約手数料がない

通常の債券は、途中解約ができたとしても、解約手数料がかかることがあります。

しかし、債券ETFはいつでも途中で解約する事が出来る上に、解約手数料がかかりません。

債券ETFのデメリット

売買手数料や信託報酬などの費用が発生する

債券ETFを購入する際には、売買手数料がかかります。

取引の回数が増えると売買手数料がかさんでしまうため注意が必要です。

信託報酬とは、投資信託の運用や管理にかかる費用のことです。

債券ETFの信託報酬は銘柄によって異なり、大体0.1%以下と低い設定ではありますが、長期的に保有するほど支払う信託報酬が増えるため、購入する前に確認しておく必要があります。

リターンが株式に比べると小さい

株式の方が値動きが大きく、上手くいけばリターンが大きくなります。

債券ETFは、株式に比べてリターンが小さい。ローリスク・ローリターンとなります。

債券ETFのおすすめ銘柄

BND:バンガード・トータル債券市場ETF

概要

基準価格:$83.31(米)
純資産総額:$83.734(十億米)
1年トータルリターン:-2.52%
総経費率:0.04%
配当利回り:2.03%
2022/01/14現在

設定日:2007年04月10日 ティッカー:BND

AGG:iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF

概要

基準価格:$112.170(米)
純資産総額:$90.660(十億米)
1年トータルリターン:-2.54%
総経費率:0.04%
配当利回り:1.25%
2022/01/14現在

設定日:2003年09月26日 ティッカー:AGG

債券ETFの買い方

債券ETFは、金利の動きに伴って債券価格は変動しており、通常金利が上がると債券価格が下がり、金利が下がると債券価格が上がります。金利が上がって債券価格が下がった時に購入することで、利益を増やすことが可能です。

ポートフォリオのコアではなくサテライトとして購入していくことお勧めします。

投資信託
スポンサーリンク
シェアする
株はじめたい | 50才からの初心者投資運用

コメント